2024年09月10日
石川県七尾市に第4陣となる学生ボランティアを派遣しました
本学は、令和6年能登半島地震により被害を受けた石川県七尾市に8月10日から14日にかけて学生ボランティアを派遣しました。本学学生の派遣は2月から継続的に行われており、今回は第4陣となります。
参加したのは、本学の防災カリキュラム「防災リーダー養成論・同実習」を修了あるいは履修中の学生もしくは防災士の資格を持つ学生20人で、6つの学部から集まりました。
今回は、現地の災害支援団体のコーディネートにより、夏休み子ども向けイベントの企画運営を主な目的としました。旧石﨑保育園での2日間のこども縁日開催に向けて、学生らは事前準備や当日の運営を行い、工作コーナーや屋台コーナーで子どもたちと交流を深めながら楽しい空間を作り出していました。
参加した学生らは「子どもたちの笑顔を見て、災害ボランティアの活動の幅の広さを知ることができた」「復旧がままならない環境の中で暮らしている現状を知り、現地に行かなければわからないこと、得られないものがあった」などと感想を口にしました。
統括した本学防災・救急救助総合研究所の浅倉大地講師は「今回の活動は学生が予め想定していた災害ボランティア活動とは若干異なる活動であったかもしれないが、災害時には子どもたちが我慢を強いられ、思い切り遊ぶ場所がなくなるということがこれまでも報告されており、メンタルケアの一環として意義深い活動となった」と話しました。
このほか、家財の整理などの作業系活動も実施し、活動終了後には参加学生全員が輪島市内を訪れ、能登半島地震の復旧・復興の現状を視察しました。
- フライドポテトをふるまう学生
- 工作を教える学生
- こども縁日(外の様子)
- 災害支援団体との朝礼