2024年04月10日
第30回FDシンポジウム「令和6年度からの全学共通教育科目」が開催されました
本学FD委員会による第30回FDシンポジウムが3月16日にオンラインで開催され、教職員156人が参加しました。シンポジウムでは、令和5年度のワーキンググループ活動報告と令和6年度から始まる全学共通教育科目について取り上げました。
第1部では、FD委員によるワーキンググループの活動報告として、「アクティブ・ラーニングの実践例の報告および実践集作成」「オンライン授業の在り方」「授業改善に向けてのその他の取り組みの報告」のテーマについて、座長より報告されました。
第2部では、4月から開始する全学共通教育科目について取り上げました。まず、佐藤圭一学長が開講に至るまでの経緯とこれまでの総合教育科目(教養科目)との違いを述べ、専門科目との有機的結合を図ることのできる教育体系であることを強調。さらに、コアカテゴリーに「国士舘を学ぶ」を置き、建学の精神と教育理念を学ぶ必修科目などを設けることで、自校教育のさらなる充実が期待できると話しました。
続いて、熊迫真一教務部長が趣旨と特徴を説明し、学修者が関心を惹きやすい科目名、専門科目と相互に結びつく科目体系など、旧カリキュラムとの変更点を解説しました。
また、全学共通教育科目担当者委員会の自校教育部門主管である野津悌文学部教授が、学生の帰属意識や愛校心を育むことをねらいとした必修科目「国士舘を知る」の授業内容や運営体制について解説したほか、今後新たに開講予定の3科目の展望を語りました。
本学副学長でFD委員会委員長の長谷川均文学部教授は「4年間をとおして教養科目と専門科目を学ぶことのできる教育体系は、学習意欲の喚起に繋がる。国士舘を愛し誇りをもった学生を育てていこう」と話し、全教職員の理解と協力を呼びかけました。